2014年12月14日 (日)

【宝クジを活用した節税は可能か?/新規事業「宝くじ当選事業」と税務】

N社長:
先生!先生!!、良い節税方法を思いつきました!
年末、銀座をぶらぶらしておりまして!! そしたらね、数寄屋橋交差点の交番前にある宝くじチャンスセンターを発見しました!
あの行列を見て、ぴーんと、思いついちゃったンです!
税理士Y:
ま、まさか・・・社長、宝くじを買って節税云々って思ってないですよね・・・
N社長:
そ!その通り!会社のお金で宝クジ買ったらどうやろ?これって経費になるんじゃないんですか?
今日は大安やから、「宝くじ当選事業」をはじめようと思ってんねんけど・・・ね、えぇアイディアでしょ!
税理士Y:
・・・えーっと・・・まずね、社長、宝クジの税金が免除されるのは、個人の所得税&住民税だけですよ。法人は普通に法人税がかかってしまいますよ。
N社長:
え・・・そうなんだ・・・
うーん、それやったら、こんな方法はどうでしょう?!
例えば、宝くじを法人でA/Bの2枚買って、個人としてC/Dの2枚買ったとして、
この購入費用A/Bは会社の経費にして、
予想通りAが法人名義で買ったAが大当たりして、個人名義で買ったCが外れたら、これを法人と個人で交換してしまうんです!
宝くじには足がつかんからね!これやったら、法人税かからんでしょ!
名づけて「宝くじのすり替えスキーム!!」どうでしょう!!
税理士Y:
・・・いや、それにね、この宝くじ当選事業って言ったところで、会社の経費にならないばかりか、これ社長の賞与にみなされてしまう可能性もありますよ!!

N社長:
えぇ?どうして?
税理士Y:
だって、そもそも、社長個人がされていた趣味が高じて、法人名義で宝くじをはじめたわけですよね?
そしたら、いくら法人名義で買ったと主張されても、社長に対してボーナス払って、これを社長が宝くじを買ったと見られるでしょ、フツー

N社長:
え?そうなん?じ、、、事業としてはじめるわけでありますから・・・
税理士Y:
いやいや、宝クジの期待利回りご存知ですか?
48.3%ですよ!
つまり、300円の宝くじを買った瞬間に、145円しか戻ってこないことになるんですよ。
しかも、これって、高額当選も含めた期待値なので、実際にはもっと戻ってきませんよ。
事業に関連があるからこそ、会社の経費になるんですよ。
これって事業って言えますか?

N社長:
うーん・・・事業には当たりもハズレもあるからなぁ~
それに、48.3%って結構良い線行ってるんじゃないかと…
税理士Y:
じゃあね、銀行さんに対してなんて言い訳するんですか?
今期の業績悪化の要因は、宝くじを買いすぎたため・・・って言えますか?

N社長:
う・・・年末ジャンボって我が社の決算期と同じく年末にあるから、
利益出そうだったら、今後は節税策として、宝くじガンガン買おうと思ったのになぁ~


宝くじスキームの話、案外話に上がりますが…が、基本難しいです。
それだったら、ゼロサムゲームのFXの方がまだマシかな…と
ブラックマーケットで、諸事情により宝くじが額面以上の価格で取引できるとかできないとか…

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