2016年06月21日 (火)

分社化節税スキーム「オートくん」

事業セグメントが2つ以上ある会社では、
会社分割を利用することで、法人税の軽減税率 と消費税の簡易課税を取れ、
毎年毎年オート節税効果を受けることができる場合があります。
以下、簡単にご説明いたします。

1.分社化のメリット

分社化とは、軌道に乗っている事業を新会社として事業設立をすることです。

本来は、税務上のメリットとは無関係に、採算ラインを明確にするという目的などで分社化しますが、
資本金が1億円以下の会社であれば、800万円までの法人税の軽減税率の適用
売上が5000万円以下であれば、消費税については簡易課税の適用を受けることができ、税務的にお得になる場合があります。

ただし、全ての会社に分社化をお薦めするわけでもありません。
過去の相談事例を見る限り、税務的なメリットを享受できるケースは案外多くありません。

判断のポイントは、「事業の安定性・継続性」を満たしていることです。
不動産収入や、ロイヤリティーなどは収益獲得を固く見込まれるため、分社化に適しています。
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2.分社化のデメリット

節税のメリットがあるものの、経費がかかるというデメリットもあります。

管理コストの増加(決算資料作成等の間接コスト)
均等割りの発生(だいたい年間7万円)
③新会社設立のイニシャルコスト(30~40万円)
またさらに、ずさんなグループ間取引は税務調査でNGとなります。

3.分社化が適している会社

ロイヤリティー収入や地代家賃など、「ほったらかしても」安定してキャッシュインが見込める事業が適しています。
加えて、事業によっては、消費税は簡易課税でお得!というメリットが大きいので、売上5000万円以下というスウィートスポットを狙わないと
思ったほど効果は得られず、逆にめんどくささが増加してしまうデメリットがあります。

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ご参考になれれば幸いです。

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