事例概要
買収した会社の工場での原価計算体制の構築のご依頼を受けました。
過去においては、原価計算ができておらず、「どんぶり勘定」であったため、業績不振に陥ったとのことでした。
ポイント
まずは工場の業務フローを確認していく必要がありました。工場は2拠点あり、それぞれの活動をヒアリングして、それぞれの活動に数値を割り振っていく計算をしていきました。
対応策
会計の側面からは固定費と変動費を分解し、損益分岐点売上高を求め、ロットごとの管理会計を導入することで、アラートできるように調整しました。
プロジェクトを振り返って
価格は市場により決まってしまう業界態様であり、当社に価格決定権はありませんでした。この場合には、細かく原価計算をしても大きなメリットはなく、企業の主たる活動としては、いかに稼働率を上げるようにするかがポイントでした。
そこで、細かい原価計算というよりも、工場経理の簡便性/効率性を重視しました。

報酬額 | 顧問報酬に含む(月額3万円) |
---|---|
要した期間/頻度 | 3か月 |