2016年04月22日 (金)

税金から、アルバイト(副業)してることが勤務先にばれるのか?発覚を防ぐためには?(1/2)

主要勤務先以外にもアルバイトしているけれども、勤務先にばれたくない・・・
勤務先にばれないようにアルバイトできるのでしょうか?
(H25年度から若干の改正されました)


 

 

1.副業(給与所得の場合)は会社にばれるのか? / 発覚する発端は住民税から・・・


Aさん:
今月もローンの返済厳しいから、アルバイト始めようと思うんですけど、
・・・でも、うちの会社、アルバイト禁止しているんです。
友達は、会社に秘密にしていたんだけど、ばれちゃったらしくて・・・なんでばれちゃったんですか?
どうしたらばれなくて済みますか?
税理士Y:
はい。なんで主要勤務先にアルバイトしていることがばれてしまうか?ということなんですが、
税金の観点からは、「住民税」からばれてしまう可能性があります。
「住民税」は、20歳以上の国民が、住民票のある市区町村に対して 生きている限り支払う人頭税です。
住民票があるということは、そこに住んでいるだろうということで、
お住まいの文京区だったり、千代田区だったりの行政サービスに対する対価として支払うように義務付けられているのです。
この「住民税」というのは、「1年間の稼ぎ」(所得の大きさ)に応じて負担しなさい となっているのです。
たくさん稼ぎがあった人は、たくさん支払うようになっています。
家族構成や扶養人数の数で補正はありますが、
概ね「稼ぎ」に対して10%を年貢として召し上げられるというカタチになっています。

 

2.住民税の特性=天引きが原則、天引きされるための根拠が会社に届く

 

税理士Y:
そしてこの「住民税」は、原則としてお給料を貰っている会社が収納代行をする仕組みになっています。
お給料の額面から天引きされているものの1つになっているのです。

本来であれば、税金は、個人と役所との契約関係になっているはずなのですが、
そうすると、納税者がそれぞれ税金を納めると「事務手続きが煩雑になってしまう&回収漏れが多発するだろう」ということで、
会社が対して、お給料を支払うときに、
住民税を差し引いて、手取りで従業員に渡しなさい
会社が差し引いた住民税をまとめて各市区町村に納めなさい
という会社に徴収代行させる2段ステップを踏んでいるのです。

1

さて、今回の本題である、1つ目
「なぜ、会社に副業していることがばれるか?」ということですが、
住民税を計算するため、会社は、従業員の勤務先の市区町村に対して、Aさんがいくら貰っているよっていうことを報告することになっています。
他のアルバイト先でも、アルバイト先から税務署に対して、Aさんにいくら支払いましたっていうことを報告することになっています。
そして、市区町村は別々の支払者から受けた「Aさんがいくら貰っているのか?」という情報を集めて
「Aさんの今年の稼ぎはXXX万円だ!」と認定して稼ぎに対して10%をかけて住民税を計算しています。

2

そして、給与が2箇所からそれぞれ出ていても、住民税を天引きするのは、メインどころの1社だけになります。
会社には毎年6月頃に市区町村から、こんな資料が送られてきます。
こちらが住民税を計算する根拠になるわけですが、
3

左上の給与収入その他の所得計 というところに着目しますと、
メインどころの会社以外から支払われた場合には、ここに載ってきてしまうのです。

 

Aさん:
えぇぇぇぇええ!!それはまずいです!!バレてしまいます!!

 

 

3.順番が逆

 

税理士Y:
ただちょっと待ってください。
従業員が少ない会社で、直属の上司が住民税の納付や給与計算をしている場合はともかく、
経理担当がいちいち、昨年度、自分の会社が支払った給与所得と突合せをして?、
給与所得が異常に高いことを把握し、これを上司に報告・・・なんて普通はしないですよね。

Aさん:
確かに・・・うちの会社では、住民税がいくらで・・・とか細かいところまで見られないかも?

税理士Y:
どちらかというと、ばれたのは、住民税やら税金やら・・・という点ではなく、
勤務中に眠そうにしているとか、勤務態度が悪く、
その勤務態度が悪いので解雇したい理由を探している
ときに、
「副業を禁止しているにも関わらず、副業してる!」と見つけた・・・
という、税金⇒副業発覚 というよりも、
勤務態度が悪い⇒副業している!⇒解雇理由にしよう!
というフローの方が普通だと思います。
順番が逆になります。


税金から、アルバイト(副業)してることが勤務先にばれるのか?発覚を防ぐためには?(1/2)
税金から、アルバイト(副業)してることが勤務先にばれるのか?発覚を防ぐためには?(2/2)

関連記事