2016年12月11日 (日)

クラウドサービスMAP/その4「金融機関」・「クレジットカード」の選び方

クラウドサービスMAP 20160.金融機関とクレジットカード

クラウドサービスそのものではありませんが、クラウド会計ソフトとは切り離せない、金融機関とクレジットカードの選び方についてご紹介します。

1.金融機関

メガバンク/地方銀行/信用金庫の3種類の金融機関と付き合え」ということがよく言われます。特に融資に対するスタンスがそれぞれ異なるため、金利競争をさせたり、状況に応じて使い分けられたりするように複数の金融機関と付き合うのがつぶれない会社作りの第一歩です。最近ではこれに加えて、ネット専業銀行で口座を開設する経営者が増えています。

例えばメガバンクは規模が大きくスケールメリットがあるため貸出金利は低いですが、貸出のロットが大きいため、中小企業は融資の対象として熱心には相手にされません。逆に、信用金庫の融資先は中小企業がメインです。信用金庫の営業マンは会社の事業性をよく観察した上で融資の判断をしますので、信用金庫の営業マンに「この社長はしっかりしている。有望だ。」と信用してもらうことが非常に大事になります。

■金融機関の種類とその特徴

 金融機関の種類ごとの特徴をまとめると下表のとおりです。bank%e8%a1%a8

■信用金庫の選び方

信用金庫にも規模は様々あり、規模の大きいところでは地方銀行クラスのところもあります。Wikipediaで”日本の信用金庫一覧”を調べてみると支店数や貸出金額が一覧になっていますのでご確認ください。規模の大きい信用組合では、地方銀行に近い運営方針になり、規模が小さいほど地域密着の行風が強くなる傾向があります。

とはいえ、支店ごとに運営方針は違ってきますので、まずは事務所からアクセスの良さを優先して口座開設することをお薦めしますGoogleマップを開いて、ご自身の事務所を中心にした状態で“信用金庫”と検索すると近隣の信用金庫が調べられます

■ネット専業銀行の選び方

ジャパンネット銀行は振込手数料が安く、セブン銀行のATM手数料が無料で使えるため人気です。

■口座開設審査を通りやすくするには?

新設法人の銀行口座開設は意外と大変です。1か月程度審査の期間がかかることも珍しくはありません。都市部のメガバンクほど審査が厳しい傾向にあります。また、会社の資本金によって審査の通りやすさが変わります。経験則ですが、都内で資本金が100万円を下回る会社は口座開設に苦戦することが多いです。
紹介がある場合には審査に通りやすくなります友人や税理士に紹介してもらいましょう。営業担当者に電話一本入れてもらうだけでも対応がずいぶん変わります。

■クラウド会計ソフトとの連携

なお、ほとんどすべての銀行・信用金庫はクラウド会計ソフトと連携可能です。クラウド会計ソフトと連動すれば、複数の口座があっても残高が一覧で見られて資金繰りに便利ですし、経理にかかる時間やコストも削減できますので、口座開設と同時にネットバンキングも開設しましょう。クラウド会計ソフトの選び方については別の記事で解説いたします。

 

■ネットバンキングへのログイン認証方式

ネットバンキングの認証方式は概ね以下の3パターンに分類でき、MFクラウド会計とfreeeはすべての認証方式に対応しているため、ネットバンキングの開設時にはお好みに合わせた認証方式をお選びください。

なお、②と③の場合にはクラウド会計ソフトが明細データを取得する際にそれぞれの認証が手動で必要になりますので、会計事務所などとデータ取得のスケジュールを事前に決めて、スケジュール通りにデータ取得をするようにしましょう・。

①ID・パスワードのみによる認証

②電子証明書による認証
⑴ブラウザに電子証明書を格納するタイプ
⑵ICカードに電子証明書を格納するタイプ

③ワンタイムパスワードによる認証
⑴専用トークンによるワンタイムパスワード通知
⑵スマホアプリによるワンタイムパスワード通知

 

2.クレジットカード(コーポレートカード) 

事業用の備品購入や交際費の支払いにはクレジットカードを利用することをお薦めします。普段お使いのお財布から現金で支払った場合は、レシートを1枚1枚きちんと取っておいて、経費精算用のexcelに入力して、その合計額を会社の口座から引き出さなくてはいけません。サラリーマン時代に毎月の経費精算にうんざりした社長も多いと思います。

法人用のクレジットカードを使えば、月締めの利用明細が発行されますので、「いつ、何に、誰が、いくら使った」のかがはっきり分かります。お金も会社の口座から引き落とされますので、経費精算の必要もありません。また、クラウド会計ソフトと連携することで会計帳簿も楽に作れます

法人名義のクレジットカードの審査は意外と厳しいです。特に新設法人はNGのカードも多いのでご注意ください。中には新設法人でも審査が通りやすいカードもありまして、アドバイスを求められた場合には、この2種類を提案しています。

 

■JCB法人 一般カード

特徴:年会費が安く、質実剛健なカードです。
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■アメリカン・エクスプレス・コーポレートカード

特徴:おしゃれです。ちょっといいお店での接待でもスマートに使えますね。amex_view_all_cards_corporate_green_3011

 

【関連記事】
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クラウドサービスMAP その2「売上管理系ソフト」の選び方
クラウドサービスMAP その3「人事系ソフト」の選び方
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【2017.1.14追記】
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