2012年10月21日 (日)

中国あるある_カレーとお湯とコスト至上主義と根拠ない自信

語学学校のクラスの前に、夕飯を食べようとCoco壱に入ったんです。
日本にもあるカレーのCoco壱です。
日本でも「レトルトカレーで凄くシンプルなのに、なんで平均単価700円とかするんだ?高いだろ!」
みたいな批判はありますが、
僕は日本にいるときから好きでした。

中国のCoco壱は、カレーの供給がバーモントカレーのハウス食品がやっており、
味も若干違うようです(僕は繊細な味覚は分かりませんが…日本と同じく美味しい)
価格は、30元~40元(360~480円)程度と、現地価格にしてはちょいちょい高め。
中国は、貧富格差が凄いので、単純にいくらぐらいと換算はできませんが、
日本の感覚にすると、だいたい1食1000円ぐらいの庶民のちょっとした贅沢みたいな感じです(な気がします。)。

中国人の店員がメニューをくれて、席に着きました。
そして、お湯が出てきました。

最初、ちょっとおかしいと思ったんですよ。
あれ?コップに氷がないなぁ?と。
ビジュアルからして、いつもと違う。

そして、触ってみたら温かい!!
確かに、これはお湯である。

カレーになんでお湯やねん!
お湯はないだろお湯は!と思いました。

これは嫌がらせなのか?
外国人だから嫌がらせをしているのか?
と思いましたが、

周りの中国人もお湯を飲んでいます。
お茶ではなく、「お湯」です。

今まで二十数年間生きてきましたが、
人生で一度もカレーと一緒にお湯を飲むという習慣がなかったために、
ものすごく違和感を感じるわけです。

んー、できれば氷の入った水が欲しいんですがー
しかし、その、無理して頑張って言うほど、我慢できなくもない微妙なラインです。
こういう場合に、なんか間違って伝わって(これはよくある)、
冷たい氷入りの紅茶とか持ってこられて、
追加で10元とか取られかねない危険もあったので我慢しました。

IMG_6897

その後、語学学校の上海人の先生に、
Coco壱でお湯が出てきた件を話しました。
「なぜお湯なんだ?なぜなんだ?」と。
そしたら、
「氷を作るのはお金がかかるの。だからお湯を出しているの。」
極めて中国人らしいコスト中心主義な発想の返答が・・・
「えっ?!それおかしいでしょ!そうなの?」
と聞くと。
「それは、そうだよ。間違いない!」
なんていうわけですよ。

そして、習いました。
「氷入りの水ってなんていうんですか?」と。
「氷水」と書いて「bing shui ピンシュイ」と発します。

後日、またCoco壱に行きました。
あのお湯事件があったCoco壱です。
席に着き、メニューを見ると、店員さんが聞いてきました。
「ピンシュイ?XXXXXゴニョゴニョ・・・」
!!
おや?!水かお湯のどっちがいいのか?って聞いてる(気がする)ぞ!!
「えっ?マジで?!ピンシュイ!!」

なんと、氷水がやってきました。
しかもゼロ円!ゼロ元!

結局、、、「コストがかかるからお湯」にしているんじゃなくて、
寒くなってきたので、「サービス」でお湯か氷水かを選べるようにしてくれるという
Coco壱側の配慮だったのです。

氷水(bing shui)を聞き取れたという着実な中国語の進歩と、
中国人の根拠はないけど、揺るがない自信満々さに
結構かなり感動したという話でした。


・その後2015年11月に「ココイチ」はハウス食品に買収されました(TOBで51%取得)
・この中国人の根拠はないけど、揺るぎない自信は見習いたいものです。

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