2015年05月21日 (木)

(中国)日本料理屋のメニューに「スパゲッティー」がある理由

今週も先週に引き続き天津出張です。
天津にあるとある日本食料理屋さんに連れて行って頂きました。
日本人同士で食べに行くときは、だいたい日本食料理になります。
さて、料理屋さんですが、
中国の法律制度では、日本みたいに勝手に起業することはできません。
日本の法律制度は、会社を作るのは自由(簡単に登記、営業開始)という入口を広くする制度です。
一方、中国の法律制度は、会社を作るのを制限して、社会コントロールをしっかりするという制度と制度設計が異なります。
中国計画経済の名残みたいなものと感じています。

そして、起業をするには、XX業の免許の取得が必要になります。
日本料理屋を営むためには、日本料理屋の免許が必要になります。
同じ「飲食店」だからと言って、日本料理屋からイタリア料理屋さんにすることは勝手にはできません。
昔「イタリア料理屋さん」として免許を取得した飲食店は、「イタリア料理屋さん」として運営する必要があるとのことです。

 

手っ取り早く飲食店を始めるには、既にある料理屋さんを買収すればいいですが、
日本料理屋を始めたいけど、イタリア料理屋しか買収できなかった場合、どうなるのでしょうか?

なんと、ライセンスはイタリア料理屋のままで、日本食屋さんとして運営すれば良いのです。
ライセンスはイタリア料理屋さんとして設立/届け出を出し、看板とメニューは和風にするのです。

メニューは全体的に和食なんだけど、一番最後に、スパゲッティーとかが紛れていたりするのは、こんな事情があったのです。

イタリア

「料理の定義」ってなんなのか?
という哲学的な問いに
頭が固いんだか、発想を転換できるあたりは柔らかいんだか、
中国の「上に政策あれば下に対策あり」を実感した不思議な体験でした。

こちらからは以上です。

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